本記事では、コンサルの仕事内容を解説します。
外資系総合コンサルで広く業務を担当してきた経験をもとにできるだけ具体的に書きますので、ぜひ転職活動の参考にしてください。
コンサルの仕事内容
コンサルの仕事内容は大きく分けると以下のようになります。
①プロジェクトのデリバリー
コンサルの仕事のメインになる部分です。
特定のプロジェクトにアサインされ、その業務をこなしていくことです。
プロジェクト毎に作業ボリュームを見積られていて、あらかじめメンバー毎に何%の割合でプロジェクトに参画するのかが設定されています。
通常、マネージャー未満の若手コンサルであれば、100%の割合で一つのプロジェクトに従事することになります。
マネージャー以上になると、複数のプロジェクトを兼務することが増えたり、プロジェクトデリバリー以外の工数(提案活動など)が増えてきます。
コンサルタントは自分の労働時間をプロジェクトにチャージ(請求)することで、稼働状況がコントロールされます。そのため、一定の期間ごとにどのプロジェクトにチャージするのかを会社に申告する作業が発生します。
②提案活動
プロジェクトの新規受注を目的とした活動のことです。
具体的には以下のような活動を行います。
- 提案に向けた情報収集(デスクトップリサーチや有識者へのインタビュー等)
- 提案資料の作成
- クライアントへの提案・プレゼン
若手コンサルは資料作りやその際に必要な情報収集を行い、クライアントへの提案は主にマネージャー以上のコンサルが行います。
若手のコンサルであれば基本的にほとんどの時間をプロジェクトのデリバリーに割かないといけないため、プロジェクトからリリースされた後のアベイラブル期間に短期間だけ手伝うケースが多いです。
③社内業務
社内の雑務的な業務を行うこともあります。
具体的には以下のような活動を行います。
- 所属する組織の社内会議で使用する資料の作成
- 社内勉強会向けの資料作成
- 採用活動(新卒採用のリクルーティングや、中途採用の候補者とのカジュアル面談等)
アベイラブル時の過ごし方
上記のいずれにも該当しないアベイラブルという期間が存在します。
この期間はプロジェクトから抜けた後、次のアサイン先を探すための期間となります。
プロジェクトのアサインインタビューを受けたり、e-leraning等の社内トレーニングを受講して過ごします。
厳しく監視されているわけではないので、割と好きなことをして過ごすことができます。
アベイラブルの期間が長引くと、プロジェクトにチャージできる時間が減少するため、コンサルの評価項目の一つである稼働状況が悪化します。
そのため、あまりアベイラブルの期間が伸びないように自分自身で手を打ってコントロールする必要があります。
プロジェクトの具体例
プロジェクトは多種多様なテーマが存在しますが、代表的なものは以下になります。
この中でも私がこれまで経験のある「①戦略系プロジェクト」、「②業務系プロジェクト」、「③IT系プロジェクト」に関して、仕事内容と具体的なテーマを紹介します。
①戦略系プロジェクト
主に戦略部門のコンサルがアサインされる案件です。
クライアントの全社に関わる戦略や、特定の事業に関する戦略の立案を手掛けます。
3ヶ月程度の短い期間で、競合他社の分析や新規施策のビジネスケース、将来のロードマップ等の成果物を作り上げていき、最終報告に向けた資料をまとめます。
私はこれまで以下のようなテーマのプロジェクトを担当してきました。
②業務系プロジェクト
主に経営コンサル部門のコンサルがアサインされる案件です。
業務改革の構想や実行支援を行ったり、業務プロセスを構築するプロジェクトになります。
先端のデジタル技術を取り入れ、コスト削減や顧客体験の向上を支援します。
私はこれまで以下のようなテーマのプロジェクトを担当してきました。
③IT系プロジェクト
主にテクノロジー部門と経営コンサル部門のコンサルがアサインされる案件です。
IT戦略を立案したり、システムを導入するためにプロジェクト管理を手掛けます。
私はこれまで以下のようなテーマのプロジェクトを担当してきました。
コンサルの仕事内容を調べる方法
コンサルの仕事の内容のイメージは沸きましたか?
より詳しく知りたいという方に向けて、私がコンサルへの転職活動を行っていた際に、コンサルの仕事内容を調べた方法を紹介します。
コンサル業界に関する書籍を読む
コンサルの仕事内容やプロジェクトの事例についてまとめられている書籍をいくつか紹介します。
いずれもコンサル出身者が書いている書籍なので、仕事の内容の理解に役に立ちました。
①新版 コンサルティングの基本 この1冊ですべてわかる
②コンサルティング業界大研究[最新]
③図解即戦力 コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
コンサル経験のある転職エージェントに聞いてみる
コンサルへの転職を検討している場合は、コンサル転職に強みのある転職エージェントの無料カウンセリングをおススメします。
選考に進まなくても全く問題はないので、情報収集の目的で気軽に利用することが可能です。
以下に情報収集で転職エージェントを活用するメリットをまとめます。
コンサル出身者が多く、コンサル転職に強みがあるおススメのエージェントをいくつか紹介します。
株式会社ムービン・ストラテジック・キャリアのHPはこちら | 株式会社MyVisionの HPはこちら |