コンサルタントの仕事に興味があっても、「本当に自分はコンサルがやりたいのか?」「自分はコンサルに向いているのか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。未経験であれば、なおさら答えは出にくいものです。
転職後のミスマッチを防ぐための効果的な方法があります。それは徹底した自己分析です。
過去の経験から生まれた価値観や感情を掘り下げることで、自分が本当に求めているものが明確になります。
この記事では、コンサルが「本当にやりたいこと」なのかを確認するための自己分析法を2つご紹介します。
- 「本当にやりたいこと」を要素に分解して考える
- 「人生の目的」を言語化する
自己分析①:「本当にやりたいこと」を要素に分解して考える
一つ目の方法は、自分の過去を振り返り「本当にやりたいこと」を見つける自己分析です。
具体的には「本当にやりたいこと」を構成する要素に分解して、論理的に絞り込みを行っていきます。
まずは本当にやりたいことを以下の3点に分解して考えます。
- 大事なこと
- 得意なこと
- 好きなこと
①の大事なことは、価値観のことで、自分が進み続ける人生の方向性を意味しています。
②の得意なことは、自分が無意識に行っている思考や行動のパターンです。やっていると心地よく、自然とできてしまうようなことを意味しています。
③の好きなことは、自分が情熱を感じる分野で、疑問を感じると自発的に詳しく調べたくなるようなことです。
この3つの要素を満たす仕事が、自分が「本当にやりたいこと」になります。
具体的なワーク
これまでの人生を思い返してみて、どんな出来事があったか、そのときどんな感情を抱いたか、その結果からわかる①②③は何かを考えるワークを行ってみてください。
まずは思いつく限りを書き出してみて、似たようなものをグルーピングして考えるとよいと思います。
以下に、私が行ったワークの一部をまとめましたので参考にしてください。
大事なこと |
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得意なこと |
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好きなこと |
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自己分析②:「人生の目的」を言語化する
2つ目の自己分析法は、「人生の目的」を言語化する方法です。
ここでいう人生の目的とは、以下のポイントを言語化したものです。
・人から止められても、やめられないほど好きなこと
・自分が至高の喜びだと感じるもの
具体的なワーク
この「人生の目的」を言語化するためのワークは、以下のようなステップで進めることになります。
①具体的な7つの質問に答える
②根源的な欲求を特定する(人生の充実感を味わうチェックリスト)
③根源的な欲求を繋ぎ合わせて、人生の目的を言語化する
④言語化した人生の目的を達成する手段としてコンサルが適当なのか考えてみる
このワークを通じて私自身もチェックリストと、言語化された「人生の目的」を生み出すことができました。
これらは自分の過去に基づいて生み出されたもので、かなり納得感のある物が出来上がると思います。
自己分析に関するおすすめの書籍
これまで紹介した自己分析の方法は、以下の書籍をもとにしたものです。
より詳しいポイントを知りたい方はチェックしてみてください。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

自己理解メソッド
■おススメのポイント
・「本当にやりたいこと」の意味が理解できる
・分かりやすく簡単なステップで「本当にやりたいこと」を見つけ出すことができる
Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!

この本はタイトルの通り、Microsoftの技術者が書いたものです。
著者はWordの開発で富と名声を得たものの、ストレスが原因でMicrosoftを退職することになります。
それ以来意味のある人生を探し求める日々を送った結果、導き出した「やりたいことの見つけ方」が紹介されています。
- 自身の過去を振り返るワークを通じて、「人生の目的」を言語化することができる
- 人生の充実感を味わうチェックリストが作成できる
- 人生で大きな喜びを得られるようになる
■その理由
本書では「人生の目的」を以下のように定義しています。
本書で言ってる「人生の目的」とは、
・君が人から「やめろ」って言われてもやめられないほど、好きで好きでたまらないもの
であり、
・君という人間が、「本当は何を至高の喜びだと感じるか?」
を明確に言語化したもの である。
この「人生の目的」を言語化するためのワークは、以下のようなステップで進めることになります。
①具体的な7つの質問
②根源的な欲求を特定する(人生の充実感を味わうチェックリスト)
③根源的な欲求を繋ぎ合わせて、人生の目的を言語化する