【体験談】IT系プロジェクトの特徴・進め方を具体的に紹介

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コンサルの仕事内容
  • IT系プロジェクトは具体的にどんなことをするのか?
  • IT系プロジェクトはどのような流れで進むのか?

本記事では、このようなIT系プロジェクトに関する疑問にお答えします。
これまでの実体験をもとにできるだけ具体的に解説しますので、是非コンサル転職の参考にしてください。

IT系プロジェクトとは?

IT系プロジェクトでは、企業のIT戦略を立案したり、システムを導入するためにプロジェクト管理を手掛けます。

昨今企業で加速しているDX推進のように、ITスキルだけでなく業務系スキルも併せて求められる案件が増えてきています。

そのためIT系プロジェクトでは、テクノロジー部門のコンサルに限らず経営コンサルティング部門のコンサルがアサインされることも多くあります。

これまでに経験したITに関連する具体的なテーマ
  • 他社との合併に伴う基幹システム統合案件のプロジェクトを管理してほしい(PMO)
  • 新規立ち上げ事業部におけるシステムの全体像を描きたい
  • デジタル化を推進するための最適な組織体制を構築したい

IT系プロジェクトの特徴

IT系のスキルが必要なプロジェクトは幅が広いため、ここでは総合コンサルにおいて案件数の多いPMO案件の特徴を説明します。

なお、PMOは「プロジェクトマネジメントオフィス」の略で、システム開発のためのプロジェクト管理を行う案件になります。

  • プロジェクト期間が長い
  • 一定のサイクルで繰り返す管理系のタスクが多い
  • 現場に常駐することが多い

①プロジェクト期間が長い

一般的にPMO案件はプロジェクトの期間が長くなります。

大規模な開発の場合、システムをリリースするまで数年~10年以上かかるプロジェクトもあります。

そのためクライアントとじっくり関係性を構築することができるメリットがありますが、キャリアパスをしっかり考えていないとズルズルとプロジェクトに居続けてしまうデメリットもあります。

②一定のサイクルで繰り返す管理系のタスクが多い

PMO案件では、プロジェクトをスケジュール通りに進めるため、システム開発の進捗や課題等を管理します。

日次、週次といった単位で継続的に開発状況を管理する作業が業務の大部分を占めます。

③現場に常駐することが多い

PMO案件では、システムを使う部門・システムを開発する部門・開発ベンダー・コンサル等といった様々な立場の人間が参加することになります。

関係者間で連携してプロジェクトを進める必要があることから、相互にコミュニケーションをとる機会が多いため、全員が同じ拠点に常駐する形でプロジェクトが進むことが多いです。

IT系プロジェクトの進め方

過去に経験した基幹システム統合案件のプロジェクトで採用されていた”ウォーターフォール”モデルに沿って、プロジェクトの流れを説明します。

以下の図をご覧ください。

https://it-trend.jp/process_management/article/464-0012

ウォーターフォールモデルでの開発は「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「システム実装」「テスト」という流れが基本で、一つ一つの工程を順番に進めていきます。

それぞれの期間は、開発をするシステムの規模によって変わってきます。ちなみに私の経験したプロジェクトでは一つ一つの工程が数か月~半年くらい掛かりました。

確実に開発を進めるため、工程ごとにレビュー(成果物の確認)を行って問題がないことを確認して次工程に進みます。

基本的に前工程に後戻りはしないのですが、中には前工程での開発が甘く、課題が噴出してプロジェクトが炎上することがあります。

IT系プロジェクトにおける日々の業務内容

もう少し解像度を上げて、PMO案件で日々どのような業務をしていたかを説明します。
具体的には以下のような業務を行っていました。

  • プロジェクト管理の運営方法策定
  • 各工程におけるプロジェクトの管理
  • プロジェクトマネージャーへの開発状況の報告
  • 会議への出席、議事録の作成

①プロジェクト管理の運営方法策定

PMOチームはシステム開発を進めるチームから開発の状況を報告してもらい、プロジェクトが問題なく進むようにプロジェクトを管理します。

プロジェクト管理のため、「どのようなフォーマット」で、「どのような内容」を、「どの程度の頻度」で報告してもらうかといった運営方法を策定します。

開発工程ごとに運営方法を検討する必要があるので、次工程に備えて前工程で運営方法を策定します。

②各工程におけるプロジェクトの管理

週次程度の頻度で、開発チームから受け取る開発状況を確認します。

開発状況の報告には以下のような内容が含まれていて、不備や詳細確認が必要な事項があれば開発チームへの確認を実施します。

  • 進捗:スケジュール通り開発が進んでいるか
  • 課題:開発上どのような課題が発生しているか
  • コスト:見込んでいる開発コストに変動があるか
  • リスク:開発が遅延したり、コストが増加するリスク要因があるか

IT系プロジェクトの内容を調べる方法

IT系プロジェクトの内容はイメージできましたでしょうか?

より具体的なプロジェクトの内容を知るためには以下の方法をおススメします。

コンサルティング業界に関する書籍を読む

IT系プロジェクトに関して、説明がなされている書籍をいくつか紹介します。

新版 コンサルティングの基本 この1冊ですべてわかる

コンサルティング業界大研究[最新]

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