コンサル入社前に準備・勉強すべきこと【おすすめ本も紹介】

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コンサル仕事術

コンサル入社前にどんなことを学んだり、準備したほうがいい?
コンサル入社前にどの本を読んでおくべき?

本記事ではこのような疑問についてお答えします。

私自身コンサル入社後最初のプロジェクトでとても苦労をしたので、キャッチアップするためかなりの時間を自己研鑽に費やしました。

こういった経験から感じたコンサル入社前に準備・勉強すべきことや、実用的な書籍の情報についてまとめていきます。

①コンサルに求められる思考法・マインドを学んでおく

コンサルの仕事では、一般の事業会社だとあまり意識しない思考法やマインドセットが求められます。

これらはコンサルで長く働いている人には染み付いているもので、できていないと指摘を受けてしまいます。

何を求められるかを入社前に把握しておき、入社後に実務で意識的に活用して定着させる必要があります

コンサルに求められる思考法やマインドセットについて役に立った書籍を紹介します。

コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選

本書のポイント
  • 本書はコンサルファーム出身者への取材に基づいて執筆されたもので、コンサルに求められるスキルが「話す技術」、「思考術」、「デスクワーク術」、「ビジネスマインド」の4カテゴリに分けてまとめられています。事業会社からの転職者は、特に第4章の「ビジネスマインド」の内容はよく理解しておくべきだと思います。

新版 問題解決プロフェッショナル

本書のおすすめポイント
  • 元マッキンゼーのコンサルタントが執筆した書籍で、「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE」「ロジックツリー」など、コンサルが日々の業務で当たり前のように求められる思考法等について詳しく記載されています。基本的な概念だけでなく、どのようにビジネスの現場で実践するかを、事例や演習問題を通じて学習することができます

②資料作成の作法・ルールを理解する

コンサルの資料は論理的に構成されていて、直感的にわかりやすいものになっています。
これはコンサルが習得している資料作成の作法・ルールに基づいて作成されているからです。

若手コンサルは、資料作成に多くの時間を割くことになりますので、一早くコンサルクオリティの資料が作成できるようになることが求められます。

入社直後は特に上司からレビューでいろいろな指摘を受けると思います。デザイン等に関する上司の好みに応じた指摘は深く考えなくて大丈夫ですが、誰もが基本と考える教科書的な作法・ルールは必ず抑えておきましょう

資料作成の作法・ルールが学べる書籍を紹介します。

新版 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則

本書のおすすめポイント
  • マッキンゼー出身者によって書かれた書籍で、「考えること」「書くこと」に関する基礎的なコンセプトがまとめられています。少々難解な書籍ですが、日々の問題解決のプロセスや資料作成時に活用できる大原則を学ぶことができます。

PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則

本書のおすすめポイント
  • 本書にはコンサルに求められるPPTの技術や考え方が体系的にまとめられています。
    効率的に資料を作成する技術からレイアウト面のルール等、PPT資料作成に関する知識を網羅的に学習することができます。



資料作成の作法・ルールを勉強する方法でもう一つおすすめしたいのが、実際にコンサルファームが作成した実物の資料を確認することです。

プロジェクト資料は機密事項のため基本的に見ることはできませんが、官公庁が発注している入札案件の中には一般に公開されているものがあります。

コンサルの資料が閲覧できるリンクを紹介します。

委託調査報告書 (METI/経済産業省)
プレゼン1つで5,000万!? コンサル・シンクタンクの調査資料30選 | 外資就活ドットコム
コンサルは就活生に大変人気の業界ですが、皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか。巷では特に外資系のコンサルティングファームに対して、優秀な人材・速い成長速度・高い年収などといったプラスのイメージから、激務・過度な実力主義などマイナスのイメージまでさまざま飛び交い

③Excel、PPTの操作方法やショートカットを叩き込む

コンサルには作業のスピードが求められます。
時間単価が高いという背景もありますが、PCの操作が遅いと物理的に業務で支障が出ます。

上司からレビューやクライアントへのプレゼンでは、自分のPC画面を投影して操作しながら行います。
手際よく操作することができればその場ですぐにアウトプットイメージを確認することができないので、手戻りが増えてしまいます

ExcelやPPTの関数や機能を理解していないと都度調べながら作業をすることになり、作業効率が悪くなります。
プロジェクトがかなり楽になるので、Office製品の使い方をしっかりと叩き込んでおきましょう。

Excel・PPTの技術がまとめられている書籍を紹介します。

Excel 最強の教科書[完全版] 【2nd Edition】

本書のおすすめポイント
  • 日々の業務でよく使う技術がまとめられています。ここに書かれている内容をマスターすれば、一通りのコンサルの仕事に対応できると思います。

④キャリアパスを描いておく

プロジェクトに入る前に自分自身が本当にやりたいことは何なのかを考えておくことをおすすめします。

どのようなスキルを身に着けたいのか?どのような業界・テーマを経験していきたいのか?
まだコンサル経験のない方だとイメージが難しいかもしれません。

それでも入社後の研修が終われば、いくつかのアサインインタビューを受け、プロジェクトを決めなくてはなりません。プロジェクトが終われば、また次のプロジェクトを探して決める必要があります。

日々の業務が忙しく、プロジェクトを決めるまでの期間はそれほど長くないので、キャリアについてしっかり考えていないと何となくプロジェクトを選択しがちになってしまいます。

納得のいくキャリア形成をするために、自己分析を行ってキャリアパスをざっくりとでもいいので思い描いておくことをおすすめします。

⑤生活環境編

アクセスのいい場所に住む

現在はリモートワーク主体ですが、今後オンサイトでの業務に徐々にシフトしていくことが予想されます。したがって、通勤する可能性のある自社オフィスとクライアントサイトへのアクセスがよい場所に住むことをおすすめします。

これまでの経験上、自社オフィスでプロジェクトワークをすることは少ないですが稀にあります。
またリモートが主体でもメンバー間のコミュニケーションのため飲み会を定期的に行うプロジェクトがあり、開催場所は自社オフィス周辺になることが多いです。

クライアントサイトはプロジェクトによって変わるので、自身が所属する組織がどのようなクライアントのプロジェクトが多いかは事前に調べておくことをおすすめします。

快適に仕事をする環境を整える

リモートワーク主体だと1日中自宅で作業することになるので、デスクやチェアはしっかりと体に合うものを準備しておいた方がいいです。

リモートのミーティングではワイヤレスのスピーカーフォンがあるとかなり便利です。
ボタン一つでミュートの切り替えができますし、相手方に聞こえる音質がクリアになります。クライアントサイトに出向いてミーティングをするとき等、複数人のミーティング時にも重宝します。

参考にコンサルがよく使っているJabraのスピーカーフォンを紹介しておきます。

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